どうも、人生に3回しかこないというブログ更新しとくか期に入っている琴葉です。
硬派なラノベレビューブログとして今日も頑張っていきましょう。
1. 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか
はじめに:『日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか』 | 日経BOOKプラス
巨額の減損を計上したからではないでしょうか。
すみません、厄介オタクの側面がでてしまいました。
本の中身としては、構造改革の話をする前半がそこそこおもろく、適当なヨイショが多い後半が微妙でした。
あまり鉄製品のことをよく知らなかったので、はいてんとかの用語を知れたのは面白かったです。
2. オッペンハイマーーーーーーーーーーー
家族に誘われてみてきました。
事前にWikiでオッペンハイマーの生涯をざっと見ておいたおかげでストーリーもすっと入ってきて楽しめました。
以下ネタバレあり。
ここがよかったオッペンハイマー①
原爆のパワーで大気が核分裂を始めてしまって世界中の空気が燃えてしまうのではないかという説が浮上したけど勘違いだったねよかったねというエピソードがあるのですが、それを伏線とした最後の台詞めっちゃかっけーってなりました。
その台詞を自然なものにするためにアインシュタインを絡めた小話を作ってるのも◎
空気核分裂して人類消滅疑惑自体は割としょうもないエピソード(とはいえ史実エピではあるらしい)なだけに印象に残りましたね。
ここがよかったオッペンハイマー②
水爆をめぐって対立したエドワード・テラー、オッペンハイマーの人格はけなさないところが人間出来ててえらい!
ここがよかったオッペンハイマー③
開発成功のスピーチを講堂の中でするあたりの演出よかったです。そのころにはオッペンハイマーは苦悩期に入っているのですが、その苦悩を台詞ほぼなしで表現してるのは映画というメディアを生かしている感じがしてよかったです。
どうなんですかね、私は年に2回映画を見たら今年映画いっぱいみたな~となるくらいのNon-映画オタクなんですが、映画見まくる人からすれば陳腐な手法だったりするんでしょうか。
ここがよかったオッペンハイマー④
原爆の爆破実験で爆破した瞬間は音を出さないところ。
要は音と衝撃波は遅れて届くというそれだけの演出なんですが、それまでの他のシーンでは大音量を使ったビビらせを駆使していたので、それを経てからのあえての音無しというのが意表を突かれました。
何なら耳をふさぐ準備をしていたので悔しかったです。
ここが微妙だったよオッペンハイマー①
外人の顔みんな同じに見えて見分けつかなすぎ。若い子がみんな同じ顔に見える現象ってやつですね。
史実を基にした映画ということもあり3時間という映画のボリュームにふさわしい登場人物の数を大幅に超過していたのが理由ですが、まあこればかりは仕方ないですね。微妙ポイントとして書きましたが、減らしてほしいという気持ちはないです。
ここが微妙だったよオッペンハイマー②
オッペンハイマーは戦後に苦悩したという割に苦悩の原因となった広島・長崎の描写がなさすぎる。
ここは割と指摘されがちな点で、
主人公を美化するためではなく、主人公の特定の視点で描かれているためだ。彼はラジオで広島と長崎の原爆投下を知ったのだ
と監督は述べていますが、該当のシーンは原爆という兵器の使用方法を指図する権利が開発者(=オッペンハイマー)にはないということを表現しているものであって、オッペンハイマーの倫理的な面の苦悩はそこから来ているわけではないということを考えると、この言い訳は苦しいような気がします。
広島長崎をまじめに描写しすぎるとテーマがぶれてしまうので、ここがよかったオッペンハイマー③のシーンでしていたくらいの被爆描写でいいような気もしますが、上演中にしょせんは馬鹿なアメリカ人が作った映画だしなと感じて醒めてしまった点ではありました。
3. 花見に行きました
桜、咲いておらず……。