【DLC発売記念】Terraformers 最高難易度攻略


私が近年もっともやりこんでいるゲームであるところのTerraformers。

めでたくDLCが発売されるということで、宣伝と最高難易度クリア*1したんだぜ自慢も兼ねた最高難易度の攻略記事になります。

 

 

 

1 攻略の前提

・最高難易度はかなりの運ゲー

→記事を読んだところでクリアするまでにはそこそこの試行回数が必要です。

・最高難易度はすべての要素を使いきる必要がある

→ゲーム要素の細かい説明はしないので、ある程度は遊んでから読んでください。

・最高難易度は60~65ターン前後で支持が尽きる

→このくらいを目安に勝利条件を達成する必要があります。

 

2 資源の優先度

このゲームには

・食糧

・電気

・科学

・水

・硝酸塩

・ケイ酸塩

・チタン

・トリチウム

の8つの資源があり、資源を入手して建設するのサイクルを回していく必要があります。

資源の入手方法には

・探索

・交易

・建築

の3つがありますが、上二つは手札を見て必要な資源を入手するだけなので割愛するとして、設備や採掘場を建築する上での優先度はわかりづらい部分があると思うので解説していきます。

・食糧

優先度:高

新しく拠点を設置するのに30食糧必要なため、ある程度は確保しておく必要があります。

獲得には画像の設備を使うのがよいですが、序盤の水は貴重なため、硝酸塩を使用して建築するのがよいです。毎ターン+3は最低でも確保したいところ。

 

一方、中盤以降は新しく拠点を作る必要がなくなるため意外と使い道がないです。

とはいえ、余っている場合にも使い道はあるため序盤でたくさん作れそうなら作っておくとよいです。

 

余った時の使い道

・人口の増加

このゲームの序盤における居住モジュールを使った人口増加は弱いです。

序盤であればロボットハブを使った拡張ポイントの入手が優先されます。

というのも、居住モジュールは30食糧を消費するため、序盤で作ってしまうと新たな拠点構築が遅れます。また、序盤は獲得支持にマイナス補正が入るため、支持も下がってしまいます。作るとしても20食糧で建築できるエコホームくらい。

一方、テラフォーミングが進んだ中盤以降は入居による支持獲得がそこそこおいしいこと、人口一人につき支持+6~10が見込まれることなどから食糧を使った人口獲得が(コスパはやや悪いものの)選択肢に上がります。

例えば40ターン目で作った場合には毎ターンの獲得支持6×死ぬまでのターン数25ターン=150の支持を累計で獲得できますし、獲得支持にプラスの補正を与える建物と組み合わせることで上乗せできる点でもお得です。

 

・輸出材

拡張ポイントはロボットハブで入手することを前提に輸出材として使用することも有力です。ただ、輸出材には後述する科学を使用したほうが強いです。

 

・電気

優先度:高

このゲームの中盤はとにかく電気が足りなくなります。

探索でも交易でもいいのでどうにかしてトリチウムを入手しトリチウムサーモジェネレーターを建てましょう。風車もありです。太陽光発電フィールドは序盤では建築しづらいですが、建築できるのであれば建築してしまいましょう。

 

また、電力がなくなる主な理由は探索なので、探索衛星(宇宙プロジェクト)や探索拠点系の建築を行うのも手です。支持を得られる拠点を集中的に探索することで延命も図れます。

 

・科学

優先度:高

科学の特徴はとにかく入手しやすいこと。探索で資源を入手して、早いうちからポンポン研究所を建築してしまいましょう。硝酸塩・ケイ酸塩は探索で入手しやすい資源ですし、序盤は硝酸塩・ケイ酸塩の価値がどちらも高くないので、使ってしまって問題ありません。序盤で毎ターン+2, 中盤で毎ターン+5くらいは欲しいところ。

学校も隣接する人口に+2の支持を与えるので有力です。+2と書くと弱そうですが、要求資源が低く序盤に建築できるため、二つ以上の人口と隣接させることで4×40ターン=160の支持におまけして科学ポイントを入手できると考えれば強いです。

 

科学を使用した主な設備は以下の通り。研究・開発センターは一つずつは建築しておきたいところ。テラフォーミングについては後述しますが、細菌拡散装置は2~3個必要になってきます。

培養肉ラボ、病院、家事ロボット派遣センターはいずれも支持稼ぎ設備。残りターン数の多い序盤に建築できると強いです。

 

科学はポイントを増やしやすいため、中盤以降は輸出材として使用します。細菌拡散装置を引けた場合用の25(余裕があるなら50)を残してガンガン輸出していきましょう。

 

科学はテクノロジーにも使用できます。便利なテクノロジーを引けたら使っていきましょう。テクノロジーについては一部を除いて割と全部強いです。

また、科学を集中的に伸ばしたうえでテクノロジーに関連したリーダー(チョン・ハクソン)を雇用し、応用科学センターいくつか建築するテクノロジー攻略ルートがあります。テクノロジーは度重なるバージョンアップで全体的にかなり弱体化されたため、後述するテラフォーミングとの組み合わせは必須ですが、ハイテクなぜいたく品をひたすら作るというわかりやすさは魅力的です。

 

・水

優先度:中

食糧と同じポジション。食糧に比べ要求数が少ないため、建築してまで入手しなくても、探索や交易でまかなうという考え方もありです。

ただ、水は銭湯・ドーム型都市公園を使った支持稼ぎ、酸素工場を使ったテラフォーミング、動物装置の建築など強い使い道がいくつかあるため、+1~+2程度はあっても便利です。そのうえで、余った水源は破壊して海の原材料にしてしまいましょう。

もし余ったらほしい設備に必要な量を残して輸出してしまいましょう。

 

・硝酸塩

優先度:中

序盤の研究所・農場の建築、中盤の植物拡散装置の建築など用途が幅広く、機会があれば入手しておきたいところ。

ただ、探索でポコスカ入手できるため、無理してまではいらないというのも正直なところ。うまく資源が回って電気とチタンがあるときに建築するくらいで十分です。

 

・ケイ酸塩

優先度:低

研究所など使い道はちらほらあるものの、探索と交易で入手できる分で十分。採掘場を建築するかすら微妙。終盤の使い道は輸出材くらいしかなく、電力用の風車や交易用のランディングパッドを建築できるならそちらでよいと思います。

 

・チタン

優先度:中

採掘場の建築やロボットの入手、ランディングパッドなど、序盤~中盤にかけて量が要求されます。

また、宇宙プロジェクトでも要求されやすいため、+2くらいは欲しいところ。

ただ、探索で入手しやすいため採掘場を建築できなくてもなんとかなる資源です。

序盤は探索、中盤以降は交易で乗り切るイメージ。

 

・トリチウム

必要量が多いものの入手機会が少ないので見つけたら最優先で採掘場を建築しましょう。

トリチウムサーモジェネレーター、宇宙港、海を取り入れられる宇宙プロジェクトなど、使い道は多岐にわたります。特にトリチウムサーモジェネレーターは貴重な電力源です。

 

3 テラフォーミングの考え方

最高難易度を攻略する上で、テラフォーミングは最も重要です。

どうにかしてパラメータを上げていきましょう。

 

まずは細菌拡散装置を使ってメタノジニウムを1~2つ拡散。その後藍藻植物を拡散していきましょう。酸素と大気は植物でも入手できるため、熱を入手できるメタノジニウムが優先です。

(正直、メタノジニウムが手に入らないと詰みと言っていいくらいきついです)

 

つぎに、並行して海のパラメータを最低1まで上げましょう。海の取り入れだけだと資源と交易ルートの要求量が厳しいので、水源破壊も併用します。支持を入手できるので、余裕があれば2,3まで進めるのも有力です。

 

海ができたら植物を拡散していきます。

気温と雨の要求条件が低いツンドラの森林、高山マツの森、ケルプ林を中心に酸素と大気を稼いでいきます。特にツンドラの森は気温なしで建築できる点で優れています。

 

また、海ができたらプランクトンも放流しましょう。こちらは細菌拡散装置を使います。

 

テラフォーミングが進んできたら、上記のテラフォーミング用以外の植物や動物を拡散してきます。植物については空いている場所がなければ1つを残して上書きしてしまっても大丈夫です。

テラフォーミング用以外の動植物は拡散タイミングで大量の支持(名声ポイント×10)を入手できるだけでなく、毎ターンの追加支持も大きいため拡散するだけで1ターンの延命につながります。

 


そのほか、酸素工場を始めとするテラフォーミング用の建築物もあります。こちらもできればいくつか建築しておきたいところ。

酸素工場も強いですが、細菌でしか入手できない熱と要求量の多い大気が足りなくなりがちなのでガス工場・二酸化炭素工場を建てられるのであればそちらを優先しましょう。

 

また、拡散した直後の拡散装置を撤去して新しく拡散装置を建築することで、1ターンに複数回の拡散ができるので、そのために必要な資源・カードを確保しておきましょう。

(特に細菌拡散装置は思ったより出づらいため、引けたときに優先して確保しておきましょう)

65ターン前後で支持が尽きることを考えれば悠長にリチャージを待っている暇はないので必須の戦略になります。

 

水については採掘場を建築した後であっても、設備を撤去することで水源破壊ができるようになることも覚えておきましょう。海の取り入れだと10足りない時に使います。

 

もう一つの知識として、支持が0になったターンで同時にテラフォーミングパラメータが上昇した場合にはゲームオーバーになりません。うまく順番を調整することで2ターンくらい延命できます。動植物の拡散を組み合わせることでうまくいけばもう1ターン延命できます。

 

・延命イメージ

残り支持10 毎ターンの支持-300のとき

ターン終了で支持が0になるもののテラフォーミングパラメータの上昇で200支持獲得

そのターンに名声12の動植物を拡散し320の支持を確保

→2ターンの延命

200支持を獲得したタイミングに拡散を合わせるのがポイントです。宇宙プロジェクトは任意のタイミングで効果を発動できるので、動植物の拡散以外に海の取り入れによる海パラメータの上昇を使うことも可能です。

 

3 強いリーダー・弱いリーダー

 

リーダーについては、能力がいらないときは無理して使わず支持に変換することだけ覚えておけば十分だと思いますが、ざっとレビューしておきます。

また、TIPSとして、新しいリーダーを選ぶ画面で右クリックして後回しにすることで、旧リーダーの能力を最後にもう一度使うことができます。その場合、新リーダーの能力は使えなくなりますが、旧リーダーの能力を最後にもう一度使いたいときは結構あるので覚えておきましょう。

 

トーマス:たまに使うが弱いと思う

ホルヘ:岩を片付けられるところは強い

グスタフ:省エネが強いが、省エネを使うようじゃクリアできないイメージ

ミーシャ:強い。細菌拡散装置の要求科学が減るのが強い。また、生命体輸入でメタノジニウムや拡散装置を入手することができるのも強い。

 

アレックス:水源破壊が強い。こいつがいるうちに1,2は破壊したい。
ぺカイ:産業界ロビー活動は便利だが、探索や能力を使わないことで入手できる支持との比較は微妙。

タリク:弱い

レナ:支持を稼げる。普通。水が余ったら。

 

アンディ:弱い

チョン:テクノロジーを複数入手できるのは便利だが、科学プレイ以外はやや持て余すことも。

ペアトリクス:治療センターは弱くはないが強くもない。序盤であれば支持を稼げるので便利かも。

 

ムスタファ:あえて手放せが使いづらい。そんなに捨てない。

イェーガー:動物拡散装置に必要な水を減らしてくれるが、動物の拡散が生きてくるのが終盤になってくる点がどうか。

ヨランダ:強い。探索で支持を獲得できるキャラはそれだけで強い。

ホープ:演説系は全体的に弱い。1ターン限定で30支持を稼いでも延命にならない。

 

スヴェトラーナ:弱い
マリアム:毎ターン拡張ポイント確定のドローンハブが強い。

ヘンリー:二酸化炭素輸入が強い。毎ターンやれば熱のパラメータをグレードアップできたはず。

アイシャ:弱い

 

ヤンファン:海洋系は使い勝手が悪く弱い。

ナイルヤ:支持が稼げるのと交易強化がなんだかんだ強い。

カミール:出会ったことなし。能力は強そうだが探索との比較となると微妙。

 

フローラ:植物拡散装置の要求資源を減らしてくれる。また、生命拡散の加速が強い。最高難易度ではテラフォーミングによる延命をどれくらいできるかが勝負なのでとても便利。加えて探索による支持ゲットもできる。女神。

イザベラ:終盤に出てきて酸素3ごとに+1をされても遅い。

ジャグラフ:隠居しててほしいくらい弱い

ホン:産業界ロビー活動は強いが、終盤に出てきても意外と使い道がない。

 

アヨクンレ:水源破壊が強い。海のパラメータは意外と上げづらいので。

アナスタシア:弱い

デジャー:宇宙の代替素材はしょぼいように見えるが地味に強い。完了までのターン数を1でも減らせる点が強い。

アーサー:岩5破壊がやや便利なときがある

 

クレイグ:遺伝子改変からの動物拡散は使えそうだが、うまくはまって1ターンの延命と考えると弱い

ツヴぇタン:弱い

ネイサン:出会ったことなし。陰謀論は延命に便利そう。

 

4 心得

 

最後にちょっとした心得を書いていきます、

 

序盤(1~20ターン目):

開始時に入手できる資源については、いろいろ用意されていますがなんだかんだどれもそこそこは戦えるようになっています。好みの戦略があるとは思いますが、それが選べない場合でも気にせず進めていきましょう。

序盤は資源獲得のための採掘場建築・その他設備の建築と並行して支持を獲得できる設備の建築を進める必要があるのを忘れないようにしましょう。

ここで支持稼ぎをサボると50~55ターンでゲームオーバーになってしまいます。序盤の獲得支持は60倍されるので、累計でみると結構大きいです。

 

中盤(20~40ターン目):

早いうちからテラフォーミングを進めましょう。資源を入手するための設備の建築もよいですが、序盤に比べ効率が落ちるので、ランディングパッドや宇宙港の建築に切り替えてもよいです。

また、欲しいカードが引きにくくなってくるので、研究センター、開発センターの建設はしておきたいところです。

毎ターンの支持の減少幅が大きくなってくるのに焼け石に水じゃないかと思ってしまう気持ちをぐっとこらえて、支持稼ぎも隙間を見つけてしていきましょう。

 

終盤(40ターン目~:ここからはゲームが変わっています。悠長に何かをしている余裕はないので、目標達成を最優先にするとともに延命策を準備していきましょう。

最後の最後にどうにか1桁だけ支持を残して延命し、次のターンにクリアしたこともあったので、終盤でもあきらめずに細かい支持稼ぎを続けていきましょう。

 

交易:重要な要素です。建てたい施設に必要な資源がないとどうにもできないゲームなので、毎ターンの獲得資源をむやみやたらに増やすのではなく、交易をしっかり伸ばしていったほうが安定します。

終盤では10は欲しいので、どうにかして建築していきましょう……といいつつ宇宙港の効率が悪いので、こだわりすぎるのもどうかという微妙な塩梅です。

 

宇宙プロジェクト:序中盤は海の輸入以外は無理して行う必要はないと思われます。交易ルートを稼げている場合に、負荷が軽い宇宙プロジェクトをやるくらい。コスパの悪いプロジェクトを数ターンをかけてまで行うのは弱いです(特にランダムイベントでてくる宇宙プロジェクトは全部弱い)

2ターンで達成できるかが目安か。

 

ランダムイベント:悪いイベントは悪いイベントで要求支持の増加が緩やかになるのであまり気にしないほうがよいでしょう。地球との交易停止だけはちょっときついですが、その場合は割り切って宇宙プロジェクトを進めていきましょう。

 

支持稼ぎ:最高難易度は、ぼんやり進めると50~55ターン目でゲームオーバーになるのをどうにかして65ターン目まで延命するゲームだと捉える必要があります。支持が得られるポイントを優先して探索する、支持を得られる選択肢を選ぶ、毎ターン支持を獲得できる選択肢・建築・リーダーを優先するなど細やかな支持稼ぎが必要になります。

 

 

その他質問があったら以下のアカウントまで。

なお、質問については回答を加筆しますが、本記事はあくまで私見なので、書いてあることへの異議や反論は受けつけておりません。面倒なので。

(記事にしてリンクを送ってくれたら別見解としてリンクを貼るくらいの対応はします)

https://twitter.com/kotoha65

 

*1:赤い惑星へ、緑の道、青の道、苦難を乗り越えて星々へ、知識の惑星の5つのみ