どうも、昨日2か月ぶりにブログの存在を思い出した琴葉です。
いや~こわい。すっかり忘れてましたね。維持管理に金を払っているのに定期。
今日は書くこともないので、最近読んで面白かったラノベの話でもしましょう。
1.竜の姫 ブリュンヒルド
発売されたのは1年と3か月くらい前ですが、購入から1年と3か月、ようやく読みました。前の話「竜殺しのブリュンヒルド」も面白かったしと思ったら次巻「クリムヒルトとブリュンヒルド」も出てますね。今ポチりました。1年と3か月後に読んでることでしょう。
作者本人もおっしゃっているとおり、1巻の竜殺しのブリュンヒルドがとても良い作品だっただけに2巻って蛇足なんじゃないか疑惑があった本作ですが、終わってみれば2巻あってよかったなと素直に思える作品でしたね。
強いて微妙に感じた点を挙げると、もうちょっと素直に救いのある物語にしてもよかったんじゃないかなと思いました。もちろん、後味の悪さがとてもいい余韻として響いてくるのが本シリーズのいいところではあるのですが、同じ系統だとどうしても飽きが来るというか、読者の予想を裏切るという点において物足りなさを感じました。
あと、本作では竜が悪役として描かれているのですが、よくよく考えると竜の生き様って1巻の主人公(ヒロイン?)と似ているんですよね。でも1巻のヒロインに感情移入はできても竜には感情移入できない。そこがいいですね。
2.魔女に首輪は付けられない
これは本日限定本質㊙特別情報なのですが、私はこういうヒロインが大好きです。
こういうヒロインが好きな人は質問してくれれば何作品か教えます。
ぜひ。
3. 亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝
この方は電撃文庫だと重力迷宮のリリィという世に知られていない作品を出しているのですが、記憶に残ってるくらいには面白かった記憶があるので購入。世に知られてないだけで我には知られてるんだなぁ。
本作も面白かったですね。
聖戦の時代を生きた様々な偉人?有名人?の伝記という形式の作品ですが、まず10人前後登場させて全員の物語がきちんと面白いというだけですごいと思いました。
うち何人かについてはあえてその物語の中で詳細な最期を語らなかったのがよかったですね。メリハリというか。
戦争ものっていい死に様を語るものになりがちですが、死に様がそこまで重要じゃないキャラクターはあえてさらっと死なせるキレのよさが印象に残りました。それでいて他の物語でちょっとだけ補足したりというのも味があってよかったですね。
あとこれは作者のセンスなのか編集のセンスなのかはわかりませんが、読み終わってから振り返るとタイトルのセンスめちゃええですね。
4.緋弾のアリアXL
緋弾のアリアって不思議な作品で、なんか面白いんですよね。
キンジの自分語りは面白いし、ヒロインはかわいいし、ちゃんと取材旅行したことが伝わってくる海外描写も楽しいしんですけど、じゃあ人に薦めたいかと聞かれるとそうでもない。わざわざ今から40巻読むような物語でもない。そんななんか面白い作品。
正直追ってる側からしても40巻までくると話そこまで細かく覚えてないんですよ。でも、そこに対するフォローのうまさも絶妙だなっていつも思います。10ページくらい読んでると自然と思い出すんですよね。不思議ですね~。
加えて、ちゃんと次が読みたくなる引きを作って終わるというのを徹底してるのがすごいなっていつも思ってます。だからこそ次の巻の頭で自然と思い出せるのかもしれないです。
5.時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん8
この作品も不思議で、いつ読んでも、何巻読んでも面白くないんですよね~。すべての要素において「なんか違うな~」ってなる。そんな「なんか違うな~」を楽しめる作品。
最近は一定のラインを下回った作品は次の巻が出ても買わないし、何なら読むのを途中でやめちゃうんですよ。昔はそれでも買ってたし読んでたんですけど。
この作品は違っていて、すべてにおいてまあ読んでやるかぁのぎりぎりを叩き出してるんですよね。ヒロインの言動はそこまで好みじゃないし、ストーリーも設定もそこまで惹かれないし、伏線っぽいやつも興味をそそられないんですけど、まあ読まないほどではないかなぁみたいな。
そんな不思議な作品、好評発売中です。
6.ライアー・ライアー15 嘘つき転校生は最強の嘘を真実に変えます。
完結記念カキコということで。
緋弾のアリアがわざわざ人に薦めるほどではないライトノベルっぽい作品だとすれば、本作はみんなが思うようなライトなノベル作品です。主人公が強くて格好よくて、かわいいヒロインがいっぱい出てきて、手ごわいライバルキャラと熱いバトルを繰り広げるそんなライトノベル。私は前作のクロスコネクトから読んでいますが、この作家さんは普通にそれが上手い作家さんですね。
ライトノベルをいっぱい読んでいる身なので、並行して読んでるシリーズはいっぱいあるわけですけど、なんだかんだこういう作品こそ発売日にKindleにダウンロードされたらすぐに読んでしまいますね。ライトノベルに求めているものがあるわけですから。
いや、ブリュンヒルドとか星辰聖戦列伝みたいな物語も求めているんですけど、いろんな作品を読む中で、やっぱりライアー・ライアーみたいな作品って必要なんですよね。
終わってしまったのは残念ですが終わり方もよかったし、近日発売される次回作にも期待しています。
今日はぼちぼちこのあたりで。また次回ブログを思い出したときにお会いしましょう。